2014年01月06日

分娩第一期の検査・処置・チェック

年末に書いていたことの続きから書いてみます。

分娩第一期には、胎盤機能・貧血などの出産にあたって重要な検査を再度チェックします。
子宮口が未だ十分に柔らかくなっていなければ、頚管熟化剤の注射を行います。
お産の進行の妨げになるほどに妊婦さんが出産に臨む事に緊張しすぎている場合は、精神安定剤や睡眠剤を投与することもあります。
お産の進行がないときに、骨盤のレントゲン撮影も行われます。

分娩監視装置によって、子宮収縮の間隔・強さ・胎児の状態をチェックします。
分娩監視装置は胎児が出す危険信号を早く把握するのに、とっても大事です。
例えば・・・
胎児に酸素が不足していると心拍数が落ちていきます。
監視装置があればその状況がすぐわかります。
だから、胎児仮死に至る前に対応する事ができます。

また、分娩監視装置からは、子宮収縮の状況も波形で出力されます。
陣痛が弱いうちから、この波形を見ながら出産時の呼吸法を練習して、出産に臨むといいでしょう。
装置を着けるとあまり自由に動けないかもしれませんが、母子の安全のためにこの装置は重要な役割を担ってくれます。

次回から分娩第二期のことを書いてみます。








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2014年01月09日

分娩第一期から第二期へ

分娩第一期には、歩く事が陣痛の促進にもなりますから、横になってばかりいる必要はありません。
トイレにもこまめに行くようにしておきましょう。
その際に、血性分泌物の有無や量もみておいてください。
第二期には、いきみが来ますから、トイレに行くのも避けねばなりません。

分娩第二期は、子宮口全開から胎児摘出までです。
どうやって我慢しようとしても、お腹に力が入って、いきみがきてしまう状態が訪れます。
自然といきんでしまうようになったら、分娩第二期です。
こうなった時は、子宮口がほぼ全開に近い状態です。
ここまでくれば、一般的にはあと2時間程度で赤ちゃんが誕生します。
いよいよ、がんばりどころ というのが分娩第二期です。

二期においては、子宮口が開いても破水が起こらない際には、人口的に破膜することもありえます。
陣痛が弱くお産の進行が遅い場合には陣痛促進剤を使うこともあります。

二期に入室する分娩室には、いろんな機器や器具があります。
雰囲気に呑まれると緊張してしまうかも。
だから、入室は早すぎない方がいいと考えています。


ラベル:分娩第二期
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2014年01月11日

いきみは角度と力の入れ方に留意して

分娩第二期に心がけることは、第一期と逆で、いきむことです。
陣痛の波がやってきたら、まず、ゆっくりと2回、大きく深呼吸します。
焦らずゆっくりとがポイントです。
そして「んー」と息が続くかぎりいきみます。
続かないときにも、焦らないで大丈夫です。
一度息継ぎしてまたいきんでください。
できるだけ長くいきむ事が大切です。
この際に、いきむ角度に注意してください。
産道の角度とちょうど同じになるようにいきんでください。
平らな分娩台では、肛門が天井を向くような方向でいきむこと。斜め上向きの角度です。
どういう感じだといきみやすいかは人それぞれです。
たとえば、分娩台の頭の上の棒を引っ張るとやりやすい・腰の辺りの取っ手を引っ張るといきみやすい等々。
自分がいきみやすいように、分娩台を調節してもらってください。

いきむタイミングがつかめるか不安に思う方もいらっしゃいます。
でも、助産師が傍でいきみかたのコツを教えてくれますから、きっと大丈夫です。

ラベル:いきみ
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2014年01月14日

俳臨と発露

ママのいきみに助けられて、胎児は産道を進んでいきます。
陣痛の波にあわせていきんだ時に、会陰部から胎児の顔が見えて、陣痛が収まると顔が隠れてしまう。
こういう状態になると俳臨です。
助産師さんが「見えてきたよ」と教えてくれます。
自分でも、何か大きなものが出そうになったり引っ込んだりしている感触に気がつくと思います。
やがて、陣痛の合間にも胎児の頭が引っ込まなくなります。
この状態を発露といいます。

ここで、必要が生じていたら会陰切開を行います。
会陰切開は、以下のケースで行います。
1)狭い産道にいて圧迫されている赤ちゃんを、できるだけ早く出す方がいい場合
2)会陰の伸びが、あまりよくないと判断された場合
会陰切開はむやみに行うわけではありません。
必要がある場合のみですので、医師の指示に従ってください。

ラベル:俳臨 発露
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2014年01月17日

発露になったら、いきまずに短促呼吸を

陣痛の合間にも胎児の頭が引っ込まなくなるのが発露です。
発露になったら、「はっ はっ はっ」という短促呼吸に切り替えてください。
これは、会陰の裂傷を防ぐために行います。
自分では解かりにくいかもしれませんが、助産師さんが指示してくれます。
それに従ってください。

いきみは渾身の力をこめて夢中になってしまうものですが、短促呼吸の時は、ふっと気を抜く事ができるように自分をコントロールしなければなりません。
夢中になっていても、頭のどこかには冷静になっている部分を残しておけるといいのですが。
そのためには、
呼吸法の練習をしている際に、必ず短促呼吸の練習もしておいてください。
「はっ はっ はっ」のリズムを体で覚えておくと、ずいぶん違います。

分娩第二期はあまり長引かせない方がいいと考えられています。
第二期に入って2時間以上経過しても生まれない場合には、吸引分娩などを行う場合もあります。

誕生の瞬間、赤ちゃんが自分の体から出て行くとき、ママの体には、ズルッとかスルリとかいう感じがあるようです。
この感じと、その後に続く赤ちゃんの第一声を聞いた時の感激は、長くて苦しい陣痛を乗り越えた女性だけが味わう事ができるも緒です。
その瞬間、全ての苦痛が癒されるでしょう。

誕生した赤ちゃんは臍帯を切られ、新生児チェックが行われた後に産湯につかって、産着を着せられます。
ここまでが分娩第二期です。



ラベル:短促呼吸
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2014年01月20日

分娩第二期のこと

分娩には個人差があります。
陣痛を誘発する必要が生じる。
お産がスムースに進行しない。
こういった際には、子宮収縮剤を投与する事があります。
いわうる、子宮収縮剤です。
点滴や錠剤での投与になります。

また、万が一の血管確保のために、陣痛促進の必要がなくても、第二期に点滴を行う事があります。
血管確保というのは、出血が多量だった場合に速やかに輸血したり止血剤を投与するために、予め血管に針を入れておくことです。
出産が順調に進行している際には、、ブドウ糖液などで水分補給しています。

産婦死亡原因の1位は分娩時の出血死です。
大出血を起こしてからでは、血管が収縮してなかなか針が入らなくなります。
万が一の血管確保には多少の不自由はありますが、緊急時に備えた対策としては、とても重要な意味があります。

胎児が降りてくると、膀胱・尿管を圧迫するので尿が出なくなることがあります。
尿が溜まっていると、赤ちゃんの下降の妨げになりますし、膀胱や尿管を傷つける危険もあります。
だから、第二期には導尿することがあります。
導尿には痛みはありませんので心配不要です。

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2014年01月23日

分娩時の浣腸や剃毛の必要性

自然出産を目指す人の中には、浣腸を拒否する人もいらっしゃいます。
しかし、便が溜まっていると、胎児の下降の妨げになります。
産道が十分押し広げられる時には、膀胱も直腸も空であることが望ましいといえます。
浣腸は通常、入院した時点で行いますが、分娩に時間がかかった場合は再度行うこともあります。
浣腸には、もう一つ効果があります。
腸管を刺激して陣痛を促進する効果です。
また、出産時に便がたくさん押し出されると、感染の原因になる事があります。
ただ、体調が悪くなる等の理由で、浣腸が絶対にいやな人もいらっしゃると思います。
その旨を医師に伝えてもいいと思います。
出産より前の診察などの段階で相談しておく方がいいかもしれません。


分娩台にあがった直後に剃毛を行う事があります。
目的は以下の通りです、
感染予防
後で縫合することになった場合に処置を行いやすくするため

通常は会陰部のみで恥骨部には行いませんが、帝王切開の際には全てを剃ります。
陰毛が少ない人の場合は行わないこともあります。
剃毛には抵抗感がある人もいらしゃるでしょうが、清潔を保つためにやむを得ない処置と思ってください。
尚、浣腸や剃毛は、看護師や助産師が行うのが一般的です。


ラベル:剃毛 分娩
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2014年02月01日

分娩第三期以降

赤ちゃんの娩出後、5〜10分程度経過したら、胎盤摘出となります。
娩出後わりとすぐに子宮収縮剤を投与し胎盤剥離を促進します。
なかなか出てこないときには、マッサージをしたり臍帯を引いたりして早く出るようにします。
胎盤摘出までが分娩第三期です。

赤ちゃんも胎盤も無事に娩出したあとは、分娩台の上で2時間ほど安静に過ごします。
この期間が分娩第四期です。

安静が必要な理由は、産後2時間以内に弛緩出血や会陰血腫等のトラブルが起きる可能性があるからです。

・貧血傾向がある
・多胎や巨大児出産
・癒着胎盤があった
こういった人は弛緩出血が起こりやすいので特に注意を要します。

安静に過ごす2時間が経過したら、出産はほぼ無事に終わったとみていいでしょう。

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2014年02月04日

出産後はしっかり寝てください

出産直後の安静が無事に済んだママは、分娩室から病室へ移動できます。
車椅子かストレッチャーで運んでくれる病院もあれば、自分で歩いて移動するシステムの病院もあります。

出産後は、とにかくひたすら休んでください。
出産という重労働を果たした直後ですから、体はとても消耗しています。
なるべく睡眠が確保できるように努めてください。
当日のお見舞いは、ご主人以外は遠慮してもらった方がいいと思います。

出産という人生に一大事業の精神的な興奮が残っていて、疲れているけれど眠れないこともあります。
気持ちがあまりに高ぶっていて眠れないという際には、その旨を看護師に伝えてください。
精神安定剤や睡眠剤などをもらってでも眠った方がいいでしょう。
何もかも忘れてゆっくり眠る事が疲労回復にはなによりも大切です。
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2014年02月07日

出産後の歩行

出産の疲労度には個人差があります。
産後は、自分のペースで回復につとめてください。

一般的なという前提でですが、
正常な出産だった場合には、疲労回復か順調であれば、出産後6〜8時間後には、歩いていいといわれるでしょう。
母体に何も問題がない無事な出産だった場合には、早く歩いた方が子宮収縮がよくなるというのがその理由です。
初回歩行の際は、トイレへ行き、自分で排尿できるかどうかチェックしてみてください。
産後の排尿マヒで尿が出ない場合には導尿します。
すぐに排尿できない場合でも、時間の経過とともに感覚が戻ってきますから、過剰な心配は不要です。
早期離床は無理のない範囲で行ってください。
・自分の体力があまりにも落ちている
・産道や会陰部の傷が痛くて歩くのが辛い
そういった場合には、トイレに行く以外は、横になって体力回復のために休むことを優先してください。

繰り返しになりますが、早期離床で歩くのは無事に正常なお産ができた場合です。
血圧が高い・出血が多かった等の場合は安静に過ごすべき時間を長くしてください。
回復の度合い次第では、入院期間が長くなる場合もあります。



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