2013年08月08日

できるだけ帝王切開しないですむように

統計を見て感じたのですが、うちのクリニックは帝王切開の比率が統計の平均値よりかなり低いようです。
クリニックのスタッフはどう思っているかな?
ベテラン看護師さんと帝王切開率が低い要因について話をしたら

「妊婦さんの母親学級への出席率が高いからではないでしょうか」という一言が。
少し付け加えますと、
母親学級に出席して、そこでの指導を守ってもらえる妊婦さんに恵まれているからということになります。

もちろん、医療的な要因もあるとは思いますが、妊婦さんの日々の過ごし方に主因がありそうです。
どこで出産するとしても、母親学級は出来る限り参加し、そこで習得したものは忠実に実行してもらいたいなと思います。


一般的には、帝王切開だった場合、安産だったとは思えないようです。
医師の立場からすると、帝王切開を含めた医学的な処置は難産を解決する手段と位置づけたいなと思います。



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2013年08月12日

高齢初産でも帝王切開になるとは限らない

高齢初産だと帝王切開になりやすいと思われているようです。

30歳を過ぎると女性の生殖機能が低下を始めるともいわれています。
年齢を重ねるほど子宮口や膣や外陰部が弾力を失っていくのは医学的な事実です。

古くなったゴムを思い浮かべるとわかりやすいかと思いますが、筋肉もこれと類似した感じで伸縮性が悪くなっていきます。
それに加えて、初産そのものがリスクといえます。
一度開いた事がある子宮口とそうでないのは格段の差があります。
したがって、高齢でも2度目以降の出産の場合はリスクが比較的小さいいのです。
高齢初産は、ハイリスクとはいわれていますが、もちろん、普通分娩することも可能です。
経過次第で、難産の方へ向かいそうな場合は機器分娩や帝王切開を行うこともあります。
一番適した分娩方法を選びましょう。
ママは、高齢初産だからといって、最初から帝王切開だろうと思い込まず、出産に前向きになっていただければと思っています。

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2013年08月16日

安産を目指して体重管理を

ママの体のリスクとして最も注意したいのが肥満です。
太った人は陣痛が弱い「微弱陣痛」になりやすいし、妊娠中毒症も併発しやすくなります。
また、ママが太っていると赤ちゃんも栄養がよい事が多く、CPDとなる可能性が高まってきます。
CPDは、ママの骨盤に対して赤ちゃんが大きすぎることです。

他のリスクを思いつくままにあげますと

内科・外科・産婦人科をとわず、持病を持っているのもリスクになるかも。
30歳を過ぎた初産の人
子宮筋腫がある人
2回目以降の出産で、前回の帝王切開の傷が治りきれずに残っている場合

等があります。
誤解なきように重ねて言いますが、「リスクがある」は「ダメ・絶望的」と頭から思い込まないでください。
上記のような条件でも、母子ともに無事な出産となったケースもたくさんあります。

日々の生活で留意しておくべき点が少し増えるだけと思ってください。

日常生活といえば、喫煙・不規則な生活リズム等も控えたいものです。
また、心配事や悩みもいいことではありません。
体の問題と違って、解決しにくかも。
いい相談相手を見つけたりして、出来るだけよい心の状態でお産に臨めるようにしたいものです。

繰り返しになりますが、ママの心と体の健康が揃ってはじめて安産が望めると考えて妊娠生活を過ごされてください。
ラベル:体重管理 安産
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2013年08月19日

帝王切開した方がいいケース 〜 その1

赤ちゃんにリスクがあるときは、帝王切開したほうがいい場合もあります。
具体的には、以下のような場合には注意が必要です。
1)逆子などの位置のリスク
2)巨大児などの大きさのリスク
3)多胎などの数のリスク

今日は逆子の場合について述べてみます。

逆子の場合、赤ちゃんが出てくる順番が通常のお産と逆になります。
細い足やお尻が先に出て、一番大きい頭が最後になります。
そうなると、子宮口が開ききっていなくても、頭を通過させねばならなくなります。
そういう出産の場合、赤ちゃんが誕生後すぐに「オギャー」と泣かない、仮死状態になる可能性があります。
また、子宮口の開きが悪いので、分娩所要時間が長くなる傾向にあります。

これらの条件が重なるので、赤ちゃんにとっては、かなり不利なお産になります。

でもママにとっては、お産のつらさが少ない分娩という面もあります。
というのは、一般的に、逆子の場合は、医師が極力お産の所要時間が長引き過ぎないように人工的に出そうとするからです。
赤ちゃんの頭が子宮口を通過する、痛みを感じる時間は短くて済みます。

初産で逆子だと、50%程度が帝王切開になるといわれています。
経膣分娩を行った経産婦さんの逆子の場合は、子宮口が開きやすいため、帝王切開になる率は下がるようです。
ラベル:逆子 帝王切開
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2013年08月22日

帝王切開したほうがいいケース 〜その2

今日は、巨大児のリスクについて述べてみます。
巨大児が難産になりがちなのは、出てくるときに引っかかりやすいからです。
巨大児の明確な定義はありませんが、一般的には4kg以上をさします。
30人に1人くらいの割合です。
だから、そう珍しいことでもありません。
巨大児の全てが難産とは限りません。
ママの骨産道が赤ちゃんにみあった大さであれば大丈夫です。

大きさがあわないことをCPDといいます。(児頭骨盤不適合)
骨盤のレントゲンを撮れば、骨産道の大きさや胎児の頭のサイズを計測できます。
だから、CPDかどうかは出産に臨む前にわかるようになりました。
状態によっては、予め手王切開と決めておく方が、赤ちゃんが必要以上に苦しまないですみます。



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2013年08月25日

帝王切開したほうがいいケース 〜その3

双子の場合は、連続で二回出産することになります。

お腹の赤ちゃん個々人は小さくても、併せれば5kg以上になります。
超巨大児を妊娠しているのと類似します。
子宮の筋肉が伸びきった状態になります。
だから子宮の収縮も弱く、微弱分娩になりやすくなります。
分娩所要時間も長くなりがちです。
ですから、難産になる傾向が、多児でない場合よりもたかくなりがちです

でも、全部が難産とは限りません。
帝王切開にすれば、安全に生まれてくる確率が高まります。


多児に限らず、赤ちゃんの側にリスクがある場合は医師と話し合い、できるだけ無事な出産となるようにしてください。


ラベル:多児リスク
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2013年08月28日

心構え

出産には、痛い・苦しいというイメージがあるようです。
無理も無いことかもしれません。
お産の痛みを陣痛と思う人もいるようですが、正確には、腰が激しく張る感じのようです。
本当のお産の痛みは「産痛」といい、産道や膣がキューっと押し広げられる痛さをさします。
産痛を怖がって極度に不安に思うと、陣痛にまで影響が出て、お産の順調な進行の妨げになりかねません。
妊婦さんの、恐怖心に打ち勝つ心も必要になります。

産痛を怖がりすぎては安産になりにくくなります。
母になる心構え、しっかり作ってお産に臨むのが産痛を抑えるコツです。

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2013年09月04日

安産になるように

出来得るかぎり出産が安産になるように、体重はシビアに管理してください。
太りすぎが一番のリスクです。
太った人は、
微弱陣痛になりやすい。
妊娠中毒症も併発しやすくなりがち。
骨盤に対して赤ちゃんが大きくなりすぎる。
こういった難産になる要因が増えてしまいます。

診療科に関わらず、持病がある方も妊娠中の過ごし方には十分注意してください。
逆に言うと、持病があっても、慎重に過ごせば安産を迎えられる可能性も十分あります。

日常生活の中にも、気をつけるべきことがいろいろあります。
喫煙や不規則な生活リズム。
さらに、妊婦さんの心の状態。
心配事や悩みは、いいことではありません。
くよくよ考えすぎないこと。 
これは自分で習慣づけてやれます。
人に相談したりして解決できることは出来る限り解決させ、すっきりして出産に臨んでください。
もちろん、病院でも、ためらわないで質問をしてください。


安産を迎えるためのことは、今回で一区切りですので、まとめます。
1)最終的には医師を信頼して指示に従ってください
2)出産に対して怖がり過ぎない心を育ててください
3)リスクとなる要因が少なくなるように妊娠生活を送ってください
4)心の安定が保てるようにしてください

ラベル:体重管理 安産
posted by サック at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 安産を目指して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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