2012年10月21日

帝王切開

帝王切開には予定帝王切開と緊急帝王切開の2つがあります。
以下のようなケースで、妊娠中になんらかの異常が発見された場合は予定帝王切開になる可能性があります。

1)児頭骨盤不適合
2)骨盤位(逆子)
3)重症妊娠中毒症
4)前置胎盤
5)多胎妊娠
6)感染症
7)高齢初産
8)赤ちゃんや胎盤に異常がある


緊急帝王切開の可能性が高くなるのは以下のような場合です。
1)胎児仮死
2)破水後の感染
3)常位胎盤早期剥離
4)切迫子宮破裂

前もって帝王切開になるとわかっている場合は、手術前に同意書に署名・捺印してもらいます。
緊急で手術になった場合は、産婦さんに余裕があればご自身で署名・捺印してもらいますが、ご家族に対応していただくこともあります。



ラベル:帝王切開
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2012年10月29日

児頭骨盤不適合

今日は、予定帝王切開になるケースの、児頭骨盤不適合について述べてみます。
児頭骨盤不適合は、骨盤と赤ちゃんの頭とが不釣合いの状態をいいます。
略称でCPDといっています。
CPDの疑いがある際には、超音波診断やレントゲン検査などで赤ちゃんの頭と骨盤の大きさを測り、どの程度大きさがあわないかを調べます。
そのうえで、経膣分娩する場合に母子に危険がないかを検討します。
危険とは子宮破裂や膀胱・恥骨への影響などです。
産道に対して赤ちゃんの頭が大きすぎる場合には帝王切開になります。
赤ちゃんが4000g以上の巨大児の出産では、頭が出ても肩がひっかかることもあります。

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2012年11月02日

重症妊娠中毒症

今日は、予定帝王切開になるケースの、重症妊娠中毒症について述べてみます。

妊娠中毒症になってしまうと、普段でも血圧が高くなります。
出産直前に陣痛がつきだすと、ますます血圧が上がり、ケイレン発作を起こす事があります。
こういう状態になってしまうと、呼吸困難や心臓衰弱なども起こる可能性があります。
母体はもちろん、赤ちゃんも危険な状態に陥りかねません。
症状が重く、母体や胎児に危険があると判断された場合には、帝王切開に踏み切ります。


ところで、ブログを始めて、今日で一周年です。
これが183話め。平均すると2日に1回くらいのペースになってます。

次の1年は・・・
無理せず100話くらい書いていこうかな?
クリニックの食事が美味しいから、それを載せていこうかな?
それとも、医療と関係ないけど、玉名や荒尾や山鹿の地域のことを書いていこうかな?
そんなことをいろいろ考えてはいますが、無理せずに時々休みながらぼちぼちと続けていきます。
今後とも、よろしくお願いします。
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2012年11月04日

前置胎盤

胎盤は子宮の奥のほうにあるものです。
それが子宮の出口を塞ぐように位置している場合を前置胎盤といいます。
子宮口をおおうような位置にあるものを全前置胎盤と呼びます。
子宮口が少し開いただけで大出血になるので、この場合は帝王切開になります。
前置胎盤の主な症状は出血で、下腹部の痛みはあまりありません。
最近では超音波診断で、妊娠の早い時期から前置胎盤がわかるようになりました。
前置胎盤と診断された場合、出血をみたらすぐ入院するように指示されると思ってください。

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2012年11月07日

多胎妊娠

2人以上の赤ちゃんの妊娠を多胎妊娠といいます。
母体の負担も重くなり、早産の傾向が見られます。
赤ちゃんも未熟児や標準に満たない段階で生まれる事も珍しくありません。
経膣分娩に耐えられないと医師が判断した場合は帝法切開になります。
双子の場合、2人の位置で判断する場合もあります。

とはいえ、双子でも経膣分娩で出産できるケースも多々あります。
多胎妊娠の全てが帝王切開になるわけではありません。
医師の指示を守って、慎重に妊娠生活を送り、満期産まで持ちこたえるように努める事が大切です。

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2012年11月11日

高齢初産

年齢が高くなると産道が硬くなる傾向があります。
産道が硬いと分娩が長引きます。
長引いて、胎児仮死などの危機が赤ちゃんに迫った場合は帝王切開も考えられます。
とはいえ、昔と比べると年齢にくらべて体力的に若い人が増えていますから、高齢でも楽に経膣分娩できる人もいます。
一概に高齢初産の全てが帝王切開になるとは限りません。

ラベル:高齢初産
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2012年11月12日

感染症

感染症がある場合
赤ちゃんへの産道感染が心配されるような感染症にお母さんがかかられているケースがあります。
この場合は帝王切開を行い、子宮から赤ちゃんを直接取り出して、病気の感染を防ぐことになります。


前回が帝王切開だったケースでの出産の場合
前回が帝王切開となった原因次第では、次回も必ず帝王切開とは限りません。
前回の手術でできた子宮壁の傷が伸びて薄くなっている場合は、
子宮破裂が起こることを警戒して帝王切開することもあります。

予定帝王切開になるケースはこれくらいかな。
後日、緊急帝王切開になるケースについても書いてみます。
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2012年11月19日

予定帝王切開  その他の要因

これまで書いた以外にも、予定帝王切開になる要因があります。

・妊娠後期に行うNST検査(ノンストレステスト)の結果がよくない
分娩監視装置を使って、赤ちゃんの心音・心拍数・胎動などをみて、出産に耐えられるか否かの予備力を調べます。
未熟児である場合を含めて、赤ちゃんが経膣分娩に耐えられるだけの力がないと判断されると、帝王切開になる事があります。

・母体と赤ちゃんの血液型が不適合
この場合、赤ちゃんが弱ってきたようであれば帝王切開になります。
特に、Rh型不適合の場合は、その確率が高くなります。

・妊婦さんが心臓病・腎炎・糖尿病などの合併症がある場合
・子宮の上が2つに分かれている双角子宮などの子宮奇形がある場合
こういったケースも予定帝王切開になる可能性があります。

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2012年11月22日

緊急帝王切開になるケース

今日は、緊急帝王切開になる場合の事を書いてみます。

・破水後の感染
破水したのに陣痛が来ないまま時間が経過していくと、子宮内感染が心配になります。
早い時期での前期破水の場合は、子宮収縮抑制剤や感染防止のための抗生物質を投与して、できるだけ出産を引き延ばします。
しかし、発熱などの感染兆候が出てきた場合は、すぐに赤ちゃんを出さないと生命も危ぶまれるので、緊急帝王切開になります。
また、破水によって臍帯が下垂したり出てしまった場合も帝王切開を行います。

・常位胎盤早期剥離
赤ちゃんが出てくる前に胎盤が剥がれてしまうことをいいます。
大出血が起こり、母子ともに危険な状態になるので、緊急に帝王切開が必要になります。

・子宮破裂
陣痛が強すぎる・お産が長引く等が原因で子宮がお産に耐えられない状態になる事があります。
そうなると、子宮が破裂するかも。
このケースも母子ともに危険な状態になるので、緊急帝王切開が必要になります。

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2012年11月25日

緊急帝王切開になるケース  その2

・胎児仮死
お産が長引いたり赤ちゃんの頭の回旋が上手くいかないなど、お産の途中で赤ちゃんの命に危険が迫る事があります。
その場合は、一刻も早く赤ちゃんを娩出させないといけません。
赤ちゃんの心拍数が減って、酸素欠乏による心拍数の減少が続くと、赤ちゃんは重症仮死になりますから、緊急な対応が必要になります。
しかし子宮口がまだ十分開いていない・児頭の位置が高い等の場合は、すぐに産んでもらう事が不可能です。
そこで急いで出すために帝王切開を行うことになります。
胎児仮死がおこる原因としては、臍帯の異常・回旋異常・遷延分娩などがあります。

posted by サック at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 帝王切開のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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