2015年01月14日

生理痛のこと

生理痛には子宮内膜症などの病気によって引き起こされるものと、病気でもないのに起こるものとがあります。
子宮は風船のような形をしています。
生理の時はその中に血液がたまっています。
そうなると、子宮は筋肉を使って中にたまった血を外に出そうとして収縮します。
でも、子宮の出口は非常に狭いので、その隙間を通してどろどろの血液を押し出すにはかなりの収縮力が必要です。
座ることも困難なほど痛くなる人もいらっしゃるはずです。
これが原因で生理痛になる場合は、出産を経験すると痛みがなくなる人もいらっしゃいました。
子宮の出口が少し開くからです。
でも、出産までは痛み止めで経過を見ることとなります。

薬に依存するのはいやかもしれませんね。
でも、生理痛を緩和する薬を飲むのは、月に1日か2日です。
体にはほとんど影響はありません。

但し、これは病気でない場合です。
病気でないことの確認のための診察は必要です。
内診と超音波検査で子宮内膜症などが見られないかどうかを確認します。
内診に抵抗があるようでしたら、相談だけの診察も可能なはずですから、医師にその旨を伝えてください。




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2015年01月25日

婦人科の検診ではどのような事をするのか

一般的には、子宮と卵巣の状態を超音波で確認して、筋腫や内膜症の疑いや卵巣がんの疑いを調べます。
子宮がん検診では、細胞を採って、それを調べます。
(細胞診といいます)

検診は、何歳になったら検診を受けておくべきということは特にありません
でも、現在は、若年層の婦人科疾患も増加しています。、
だから、性交渉の経験がなくても、20歳を過ぎたら定期的に子宮や卵巣の検診を受けられてはいかがでしょうか。
性交渉がある人は、感染症などの予防も含め受診しておくと安心だと思います。


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2015年03月11日

緊急搬送されるのはどんな場合か

緊急搬送が必要になるのは、赤ちゃんがとても危険な状態になったときです。
お母さんの危険も伴うこともあります。
例えば、以下のようなケースがあります。
早産
妊娠高血圧症候群
血圧が急上昇した
合併症がみられる
常位胎盤早期剥離
産後の出血がひどい
赤ちゃんが危険な状態になった

緊急搬送が必要になった場合は、新生児特定集中治療室(NICU)がある病院への搬送を、医師が手配します。


初産の場合、妊娠が判ったばかりのころは、まだ出産についての知識がなく、母子が危険な状態になったらどうするのだろうと疑問や不安をもたれる方も多いと思います。
どの産婦人科も、NICUとの連携を行っています。
また、実感としては、緊急搬送になってしまう事態は、数年に1回あるかないか程度で極々少数です。
妊娠生活をきちんとおくる事で、緊急搬送になってしまうリスクを低下させる事ができる場合もあります。
(それもあるので、体重管理はできるかぎり行っていただきたいと思っています)

過去に一度だけですが、救急車で高速道路を使って福岡のNICUへ移動してもらった事がありました。
熊本県内のNICUが全て満杯だったためです。
県などの単位を超えて、医師は全力を尽くしていることをご理解いただければ幸いです。
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2015年06月02日

前置胎盤だと帝王切開は必須か

前置胎盤は、赤ちゃんが生まれる子宮の出口に胎盤がかかった状態を言います。
子宮口が胎盤でふさがれていますから、赤ちゃんが自然に産道から出てくることは望めません。
つまり、必ず帝王切開でのお産になります。
前置胎盤の場合に気をつけねばならないことは、お腹の張りです。
妊娠中期以降は、子宮の収縮が頻繁に起こりやすくなります。
そのため、子宮の筋肉と胎盤の間にずれが生じて出血が起こる事もあります。
ある程度の時期になると管理入院が必要になる場合が多いので、担当医師とよく相談をしておいてください。
安静を心がけながら、おなかの張りや不正出血が見られないか十分注意して過ごしてください。
帝王切開と聞くと、戸惑いや抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。
帝王切開は、ママと赤ちゃんの命を大切と考えて行う手術です。
胸を張って人に伝える事ができる立派な出産方法といえますよ。

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2015年06月06日

妊娠中に腎盂炎になってしまった

腎盂腎炎(じんうじんえん)を発症していました。
妊娠中の赤ちゃんに影響はあるでしょうかとの質問を受けました。

結論からいうと、腎盂腎炎にかかっても赤ちゃんへの影響はほとんんどないでしょう。
腎盂とは腎臓の中にあるふくろ状の器官です。
尿を膀胱へ送る役割を担っています。

腎盂に細菌が侵入して炎症が起こる病気を腎盂腎炎といいます。
発症すると、高熱・悪寒・腰や背中の痛みなどの症状を伴います。
入院して抗生物質を点滴するなどの治療が必要になるケースもあります。

妊娠中は大きくなった子宮の圧迫により、隣接する膀胱が拡張して緩んだ状態になります。
また、ホルモンの変化で尿の流れが滞りがちになるので、細菌感染による膀胱炎を起こしやすくなります。
膀胱から最近が上がってくると腎盂炎のの原因になります。
だから、まず膀胱炎にならないように気をつける事が重要です。
冷えに注意してトイレを我慢しないこと。
適度に水分をとって排尿し、膀胱内の細菌を洗い流すように心がけましょう。

ちなみに、膀胱炎の症状は、排尿痛・頻尿・残尿感・尿の濁りなどです。
そういう特有の自覚症状がある場合には、早めに産院を受診してください。

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2015年06月13日

妊娠中に足に静脈瘤ができた

妊娠中は女性ホルモンの影響で静脈の血管が拡張します。
また、大きくなった子宮に骨盤や腹部の大静脈が圧迫されます。
それが原因で、下半身から心臓に戻る静脈血管の流れが悪くなる傾向があります。
そのため、足の付け根や太もも・下肢の表面などの静脈の流れが滞り、青黒い色の静脈瘤ができやすくなります。
この症状を改善するためには、静脈の流れをスムースにする事が必要です。
1)長時間立ち続けるのは避ける
2)就寝時は足の下にクッションなどを入れて足を高くし、左側を下にした横向きの姿勢で寝る
といったことを心がけてください。
症状が軽い場合は、産後はほぼ軽快していきます。

血流が悪い場合に注意が必要なのは「深部静脈血栓症」という病気です。
これは肺の血管をつまらせる肺塞栓症を引き起こす可能性があり、人名に関わる問題となる事があります。
足全体が腫れたり、痛みを感じられるような場合は、すぐに受診してください。




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2015年06月16日

妊娠初期の唾液のこと

妊娠すると唾液が増える方がいらっしゃいます。
なかなか止まらないで困る人も。
一般的には、長くても妊娠20週くらいには治ります。
唾液の増加は、つわり症状の一種です。
つわりの主な症状には、吐き気・嘔吐・食欲不振などがあります。
これらの症状が強くなり、食事が全く摂れずに入院が必要なほどの症状になるのを「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といいます。
それに比べると唾液が増えるのは比較的軽いつわりといえます。
頑張って乗り切ってください。
唾液が増えた妊婦さんの多くは、外出先でハンカチやタオルで口を拭いて対処されているようです。
でも、こんな消化器症状がいつまでも続く場合は、内科医に相談することをおすすめします。
また、口の中を清潔に保つように心がけてください。


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2015年06月19日

性器ヘルペスの妊娠経過への影響は

性器ヘルペスは、ウィルスによる性感染症の一種です。
主な症状は、患部の痛み・水疱・ただれ・潰瘍です。
稀に無症状のケースもあります。
ヘルペスに一度感染すると、その後ずっと神経系の細胞にウィルスが潜伏します。
そして、過労時や妊娠中などの免疫力が低下した状態になると、再発しやすくなります。
ですから、妊娠後に性器ヘルペスに感染している事がわかる場合もあります。

以前は治療には塗り薬しかなく、症状が治まるまでに時間がかかりました。
今は、内服薬や点滴もできるようになり、早めに回復できるようになりました。
回復すれば、お腹の赤ちゃんへの影響は、さほど心配ありません。
ただ、出産間近の再発には注意が必要です。
分娩時に産道にウィルスが存在し赤ちゃんに感染してしまうと、思い症状を引き起こす可能性があります。
ですから、分娩間近に再発した場合は帝王切開になる可能性が高くなります。
過労を避け、体調管理に気をつけて再発を防げるように心がけてください。

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2015年06月22日

過去に胞状奇胎になったことがある場合の妊娠

過去に胞状奇胎になったことがあり、今回の妊娠は大丈夫だろうかと不安を感じる方もいらっしゃいます。
医師から許可が出ている場合の妊娠であれば、前の病気が影響する心配はないでしょう。
ただし、必ず医師の指示どうりに検診を受けてください。

胞状奇胎とは、受精卵が異常な発達をしておき、胎盤のもとになる組織が変化していく病気です。
超音波検査や、尿の中のhCGというホルモンを測定する検査で診断されます。
流産後に子宮の内容物のしんだんで見つかることもあります。
胞状奇胎と診断された場合には、子宮の内容物を除去する手術を2回行います。
、極稀にですが、繊毛がんに病変する可能性があります。
慎重に術後の経過を診ていきます。

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2015年06月25日

羊水が少な目といわれた

本当に羊水が少ない場合は問題ですが、「少なめ」という場合は、さほど心配しなくていいと思います。
ただ、羊水が少なめな場合は、その後は羊水の量を慎重にチェックしていきます。
決められた健診は必ず受けるようにしてください。
羊水の量は妊娠中に変化していきます。
妊娠8ヶ月め頃がピークで、約800mlと言われています。(個人差があります)
羊水量が100ml以下で病的に少ない場合を「羊水過小症」といいます。
妊娠中期以降の羊水は、その多くが赤ちゃんの尿なのです。
赤ちゃんが羊水を飲み込み、そして羊水を作り出していることになります。
厳密な意味で羊水が少ない場合は、赤ちゃんが赤ちゃんが尿を排出できない事が原因である可能性もあります。
赤ちゃんの先天的な病気・腎臓や尿路系の器官に問題があるケース・発育障害などが疑われます。
陣痛によって、へその尾や胎盤が圧迫されるなどの影響に注意しながらの分娩となるでしょう。

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