2012年01月18日

注意を要する薬  〜その1 

鎮痛・解熱剤について

アスピリンなどのこの種の薬には、体内でプロスタグランディンがつくられるのを抑制するものがあります。
プロスタグランディンは、おなかの赤ちゃんの肺動脈と大動脈を結ぶポタロー管の機能を保つ働きも行っています。
そのため、この種の薬を妊娠末期にたくさん使うと、赤ちゃんがママのおなかにいるのにポタロー管が閉じてしまう危険が生じます。
アスピリンなどの成分は市販の風邪薬や鎮痛剤・解熱剤にも含まれていますから、むやみに使わないようにしましょう。

ステロイド剤について

ステロイド剤は副腎皮質ホルモンが入った薬で、アトピー性皮膚炎などの皮膚のトラブルによく使われます。
少量を短期間使う場合は大丈夫だと思いますが、臨界期を過ぎて多量に使うと、赤ちゃんが副腎機能不全になる可能性があります。



ラベル:妊娠 注意
posted by サック at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

注意を要する薬 〜その2

乳腺症の薬

乳腺症では、男性ホルモンやタンパク同化ホルモンが使われます。
これらの薬には妊娠中全期間にわたって催奇形性があります。
これらを妊娠中に長期間にわたって使うと、女の子の赤ちゃんのクリトリスが肥大して男性化することがあります。


クラミジアの薬

性行為感染症のひとつである、クラミジアの治療に使われるテトラサイクリン系の抗生物質は、妊娠末期に投与すると、赤ちゃんの葉が黄色くなったり骨がもろくなったりすることがあります。
そのため、妊娠中にはマクラロイド系の抗生物質が使われます。
posted by サック at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月20日

注意を要する薬 〜その3

ビタミンA・ビタミンD

ビタミンAとDは脂溶性で、余分なものは体内に蓄積されます。
普通の食事をしたりビタミン剤として使用するときも、常識的な量ならば問題ありません。
でも、長期間かつ大量に摂取し続けると、水頭症・小頭症などの脳の奇形が起こる可能性があります。


乾癬の薬の薬

皮膚病の一つである乾癬の特効薬チガソンは、動物実験で頭蓋骨の形成異常などの催奇形性があることが知られています。
したがって、妊娠中の服用だけでなく、女性は服用を中止してから2年間・男性は半年は避妊しなければなりません。
posted by サック at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

注意を要する薬 〜その4

通風の薬

通風の薬コルヒチンは、妊娠している女性が服用には催奇形性がある・男性の服用にはダウン症候群の発生可能性があるといわれています。

結核の薬

ストレプトマイシンとカナマイシンは、妊娠の時期に関わらず、大量に使うとお腹の赤ちゃんに難聴の可能性が生じます。

吐き気止めの薬

乗り物酔いなど、吐き気を止める作用が強い薬を妊娠末期に連用すると、赤ちゃんの神経系に障害が起こる可能性があります。


その他
ガン、テンカン、血栓症の薬にも催奇形性があるものがあります。

これらは、もともと医師の指導のもとに一定の期間使う薬です。
妊娠の計画がある際にも、医師と相談してください。

posted by サック at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

市販されている薬について  〜その1

風邪薬
総合感冒薬として市販されている薬の中には、鎮痛・解熱剤、抗ヒスタミン剤、咳止めなどが配合されています。
総合感冒薬を規定どどおりに2〜3日服用する分には影響を過度に心配する必要はないでしょう。
ただ、2種類以上の薬を使ったり、規定量以上服用するなどはやめましょう。


胃腸薬
市販の胃腸薬は、消化酸素剤、制酸剤、苦味健胃薬などが主成分として配合されています。
漢方薬も使われます。
いづれも、長期にならなければ影響はないでしょうが、なるべく主治医に処方してもらいましょう。

posted by サック at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

市販されている薬  〜その2

鎮痛・解熱剤
アスピリンには動物実験で催奇形性が出たと報告されています。
妊娠末期の多用は赤ちゃんに影響を与えることもあります。
しかし、人には通常の量だと大丈夫だといわれています。
頭痛や発熱の際に普通の服用をするのであれば、過度の心配は不要です。


便秘薬
大腸での水分吸収を抑制するタイプと腸を刺激するタイプがあります。
どちらも心配はありません。
ただし、腸の激しい運動は子宮収縮のきっかけにならないとも限りません。
効き目の穏やかなものが理想です。
主治医に処方してもらったほうがいいでしょう。


posted by サック at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

市販されている薬  〜その3

痔の薬
座薬には、ステロイド剤・抗炎症剤・止血剤・局部麻酔剤などが入っています。
塗り薬にもステロイド剤が含まれているものが多いようです。
しかし、吸収される量は極わずかなので、問題ないでしょう。

下痢止めの薬
下痢を止めるシシャ薬自体は赤ちゃんに影響がありません。
でも、下痢が続く場合は原因を突き止めることが大事です。
産婦人科か内科で診てもらいましょう。

湿疹の薬
ステロイド剤が入った軟膏は、赤ちゃんに影響する可能性があります。
でも、普通の使い方であれば、皮膚から吸収されるのは極わずかですから、問題ないでしょう。
但し、長期連用は母体にもよくありません。
早めに皮膚科で診てもらい、症状にあった薬を処方してもらいましょう。




posted by サック at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

市販されている薬  〜その4

鼻炎・花粉症の薬
抗ヒスタミン剤がよく使われますが、この中には動物実験で催奇形性があったと報告されているものもあります。
ヒトの赤ちゃんへの影響はわかっていませんが、長く飲み続けるのはやめた方がいいでしょう。
鼻に噴霧するタイプのものは全身への影響が少ないので、そちらがいいかもしれません。



ブログをいざスタートされたら、やっぱり医療のことを書いてしまっています。
ずっと固い文書ばっかりだと面白くないかな?
当面は医療のことを書き続けようと思っています。

人形.JPG

クリニックの受付に飾っている人形です。
みていると、なんとなく心が落ち着くかも。
posted by サック at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月31日

市販の薬について  〜その5

目薬
全身への影響は少ないのですが、ウィルスが原因の目の病気に使われている薬の中には、動物実験で催奇形性が出たものもあります。
眼科を受診される際には、妊娠中であることや妊娠の可能性があることを申し出てください。

うがい薬
うがい薬のヨード剤を大量に飲むと、赤ちゃんの甲状腺機能を低下させ、甲状腺腫になることがあります。
でも、うがい薬として使う限り心配ありません。
たとえ1回だけうっかり飲み込んだ場合でも、心配しすぎないでください。


今日はクリニック2階通路の飾りの写真を載せてみます。
かべかけ.JPG
こういうのをみて、少しでもリラックスしてもらいたいなと思っています。

posted by サック at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月02日

市販の薬について  〜その6

肩こりの薬
貼り薬も塗り薬も、消炎・鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、メントールなどが主成分です。
皮膚病に使う塗り薬よりは吸収しやすくできていますが、内服薬よりは吸収される量が少ないので、数回使ったくらいならば心配ありません。
ただ、頻繁に使うのはよくないので、軽く体を動かすなどの工夫をしてください。

睡眠薬
いろいろな種類がありますが、いづれも弱い催奇形性が報告されています。
連用すると、赤ちゃんの中枢神経への影響もあるといわれています。
音楽を聴く、入浴するなど、心身をリラックスさせる方法を試してみては如何でしょうか。


ラベル:妊娠 市販 留意点
posted by サック at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中の薬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。